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本気で始めるFX〔実践編〕

「リスクの大きさを示すVIX指数」

マネーというのは本来臆病なもので、市場リスクが高まる時にはリスクを避けようと安全な資産に向かおうとします。

これをリスクオフの相場といいます。反対に、リスクが後退し楽観的なムードが広がるとリスク資産に積極的に向かおうとします。これをリスクオンの相場といいます。

リスクが高いかどうかは、毎日相場に接していたり、ニュースなどをみていればある程度わかるようになりますが、それを判断する指標があります。

そうした指標の1つが今回紹介する、VIX指数(ボラティリティー・インデックス)です。

VIX指数(ボラティリティー・インデックス)とは、シカゴのオプション取引所(CBOE)で取引されるボラティリティー・インデックスの略称で、「恐怖指数」とか「びっくり指数」などとも呼ばれます。

これはCBOEが、米国の主要な株価指数であるS&P500種株価指数を対象とする株価指数オプション取引の値動きを元に算出した指数です。

ボラティリティーとは「変動性」という意味で、オプション取引では価格変動などの大きさを表します。市場の変動が高まるということは、損失が拡大するかもしれないという恐怖心を高めることになります。

この指数は投資家の将来への心理状態を表すものとして市場では注目されます。

VIX指数の見方としては、指数が高水準に達した時には、むしろリスク通貨の下落が終わりに近いという見方をします。その時が買いのチャンスということになります。

一方で、相場が大きく上昇するだろうといった期待が高まる時でもVIX指数が上昇している時には、慎重に取引を行って本当に底に近いかどうかを見極めることが大切です。

VIX指数は通常10から20のレベルで推移します。そのレベルを下回る時は相場が膠着状態となり、値動きが乏しくなるといった心理状態を表します。

そのような時には短期のレンジ取引に徹するか、一旦休むことも必要です。

反対にそのレンジを上回り始める時はマーケットが活発に動き始める時でもあり、利益を上げるチャンスでもあります。

為替取引においては、VIX指数が大きく上昇する時には既に出遅れているということもあり、注意が必要です。

VIXはシカゴの商品ですが、為替市場でも通貨オプションの取引でボラティリティの取引は行われています。通貨オプション取引では手数料としてプレミアムを支払いますが、ボラティリティの変動でプレミアムも変わってきます。

ボラティリティには過去のデータに基づいて算出されたヒストリカル・ボラティリティと将来の変動率を予想して算出するインプライド・ボラティリティがあります。VIXは将来の変動を予想するインプライド・ボラティリティを元に算出したものです。

参考になさってください。


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