本気で始めるFX〔実践編〕
為替相場の動向をみる上で、最も市場が注目しているのが各国の金融政策です。
単純にいえば、金利の低い通貨から高い通貨へとマネーは動きやすく、各国間の金利差を求めて投機筋も投資マネーも同様に動き回ります。
特に投資家は金利の高い通貨を好みます。しかし、それには市場の安定という条件が必要になります。
高金利通貨というのは、それだけインフレ率が高い通貨ということです。また、政情の悪化などから資金調達が難しい固などは、あえて金利を高めに誘導して資金を集めるという手段に出るところもあります。
したがって、高金利通貨は総じてリスク通貨とも呼ばれます。
為替ディーラーは単に高金利だからといって、その通貨を単純に買うわけではありません。
ディーラーにとって為替取引の主目的は金利差を取ることではなく、あくまで為替差益だからです。
為替相場が動く時というのは、金利差よりも各国の金融政策の動向によります。
これまで金融緩和策を実施していた国が緩和策打ち止めを示唆した時には、その国の通貨は買われます。
それまでの緩和期待から売られてきた「売りポジション」の買い戻しの動きが強まるためです。
そして、市場は次の政策が打ち出されるまでは静観します。
次に、金融引き締めの姿勢を示した時には、その通貨に買いが集中し上昇します。
それは投資家が金利差を求めていずれこの通貨を買いにくるという期待から、ディーラーが先に買いを入れようとするからです。
したがって、金利がピークに達しているような通貨はむしろ下落リスクが高く、売られやすい状態ともいえます。
反対に金利が底打ちしているような通貨は多くの場合売りポジションに傾いていることが多く、買いが出やすいといった傾向がみられます。
このようなタイミングを探るには、その国の金融政策が重要なポイントになります。
参考になさってください。
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