ポンドの基本的な変動要因としては、次の2つが考えられます。
・BOEの金融政策
・ユーロポンドの動き
ポンドはイギリス中央銀行(BOE)の金融政策決定会合が最も注目されますが、その他の経済指標で動くことはあまりありません。
米国やユーロ圏の経済指標や要人発言などに、むしろ反応しやすい通貨です。
また、ロンドン市場の為替取引規模は世界で最も大きく、特に中東勢などの投機筋がイギリスの銀行をよく使うため、ロンドン市場の始まる日本時間の夕方5時(冬時間)頃やニューヨーク市場が始まる夜8時頃(冬時間)などの時間帯が、
特に値動きが活発になります。
欧州市場ではユーロのリスクが高まるとポンドを買い、反対にユーロのリスクが低下するとユーロを買いポンドを売るという動きがみられます。
しかし、ポンドが危ないからといって、ユーロを買ってポンドを売るということは滅多にみられません。それは、ユーロの流動性がポンドよりも3倍以上あるため、ポンドからユーロへの影響が限られるためです。
ポンドは円などのクロス通貨によっては流動性が低下することから、日中でも数円単位で動くことがあります。特に欧州時間以外の時には取引自体が少なくなるため、短期取引では注意が必要ですが、それだけチャンスも多いといえます。
なお、イギリスは北海原油を中心に石油や天然ガスの生産国でもあり、原油価格との連動性もみられます。
加えてしばらくはブレグジットに関する動きがポンド相場に大きく影響を与えていくものと思います。
参考になさってください。
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