ユーロ円を取引する時にまずチェックする通貨ペアは、ユーロドルの時と同じくユーロ円、ユーロドル、ドル円の3つです。
ユーロ円はユーロドルとドル円による影響を受け、特にこれまでの動きをみるとドル円の影響を強く受けます。ユーロが相場を主導する時にはユーロドルとユーロ円は同じような動きになり、円が主導する時にはドル円とユーロ円が同じような動きをします。ドル主導の時には、ドルが相殺されてしまうので値動きは小さくなります。
ユーロ円が主導で動き出す時というのは滅多にありません。あるとすれば、ユーロと円の金利差が拡大するような時です。いわゆる円キャリーが始まる時などで、ユーロ誕生直後の2001年からリーマンショックの起こる直前まで8年以上、ユーロ円の上昇トレンドは続きました。
これはユーロ円の流動性がユーロドルやドル円に比べて低いということもありますが、金利差からの円主導の相場展開といえそうです。アベノミクスによる円安の流れも似たような状況がみられます。
3つの動きが同じ方向を向く時にはドル円がユーロドルを誘導している時か、あるいはユーロドルがドル円を誘導している時と判断できます。
ユーロ円の直接の買いが入る時というのは、ドル円やユーロドルの取引よりも大きな利益が得られるチャンスでもあります。これは下落の時でも同様でユーロ円の上昇が加速度的に早まる時です。
ユーロ円は主にドル円が主導しますが、3つのチャートを並べてみると所々でドルやユーロが影響することがわかります。
参考になさってください。
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