ドル円を取引する時にまずチェックする通貨ペアは、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の3つです。
ドル主導の相場展開の時にはドル円とユーロドルが全く反対の動きになります。
しかし、円主導の時にはドル円がユーロ円を動かし始めることで、ユーロドルも影響を受けます。ユーロ主導で動く場合にはユーロ円に影響を及ぼすものの、通常はドル円への影響は殆どみられません。
ただ、欧州債務危機の拡大懸念などでユーロが売られるような時には、リスク回避からの円買いの動きが強まることでドル円にも影響を及ぼすことがあります。
前述したように主にドル円の動向を読み取るには、クロス円全般の動きをみることが重要です。
実践ではユーロだけではなく、ポンドや豪ドルといった他の通貨ペアも併せてみるようにします。所々でドル円の動きに影響を与えるのが、最もメジャーなユーロドルです。
ドル円の下落傾向が強まる時などにユーロドルの売り材料が出ると、市場ではドル円も一緒に売られることがよくみられます。要するにユーロ円の売りが強まるということです。
アベノミクスで円安が進んだ2013年でさえも、ECBが政策金利を引き下げたことから、短期間ですがユーロの下落による円高がみられました。
この現象が起きる時の各通貨ベアの動きは、ドル円が下落、ユーロドルが下落、そしてユーロ円が下落するという動きです。
参考になさってください。
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