ドルが主導する時のユーロドルは、ポンドドルと殆ど同じ動きになります。
一方、ポンドが金利を引き下げるといったような材料で動く時には、ユーロポンドが買われると同時にユーロドルも上昇します。大量のポンドの買いが入った時などは、インターバンクなどでは似たもの通貨であるユーロも同時に買われることがよくあります。
反対に、英国自身の悪材料でポンドが売られるような時には、ポンドを売ってユーロを買うという動きもみられます。その時の材料によりポンドとの動きは全く異なることがあるものの、基本的にはユーロとポンドは同じ動きをします。特に材料がない中でユーロドルだけが買われポンドドルの動きがないということであれば、投機的な動きが入ったという見方もできます。
そのような時には時聞が経過すれば元のレベルへ戻ることが多く、ポジションの持ち方を考えるヒントにします。
また、円の動きがユーロドルの動きに影響を与えることがあります。円安トレンドが始まると、ユーロ円も同時に上昇することになります。その結果ユーロドルの買いも同時に強まります。短期的なドル円の影響は小さいものの、このような資本の動きが出始める時などは、ドル円以外でもユーロに影響を及ぼすということも頭に入れておきます。
ユーロドルに最も影響を与える通貨ペアといえばポンドドルです。ポンドドルの動きとユーロドルは基本的に同じような動きになります。
しかし、一時的にユーロドルとポンドドルの動きが全く逆になることがあります。それはユーロポンドの動きが関係している場合が多くみられます。欧州市場ではユーロドルだけではなく、ユーロポンドの投機的な取引も活発に行われています。
ユーロポンドが横に這っている時はドル主導の相場、ポンドの材料で動く時にはユーロとポンドが逆の動きになります。
ユーロドルで急におかしな動きがある時は、ポンドドルとユーロポンドの動きを比較することで相場の動きをより深くみることができます。
参考になさってください。
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