本気で始めるFX〔実践編〕
国によって通貨は異なり、その通貨ごとに異なる特徴があるので、FXを始めるにあたって、投資対象になる各国の通貨の特徴を知っておくべきです。
その国の政治や経済の状況によって、通貨の価値が変わるのは当然ですが、それ以外にも、その国ならではの影響を受けやすい変動要因もあります。
そのひとつが資源価格です。
たとえば、豪州は鉄鉱石などの鉱物資源が豊富な資源国です。豪州企業は鉄鉱石を輸出するときに、代金を基軸通貨・米ドルで決済します。
しかし豪州で米ドルは使えないので、豪州企業は米ドルを売って、豪ドルを買わなければいけません。
資源価格の上昇と同時に、豪ドル買い需要が増えるので、豪ドルは上昇する傾向にあるわけです。こうしたことから豪ドルは「資源国通貨」と呼ばれています。
通貨の価値は為替相場で変動しますが、その変動要因はさまざまです。
その通貨の価格変動は、通賃を欲しがる人が増え、買う人が多くなれば、その通賃は高くなり、逆に通賃を売りたい人が増えれば安くなるというのが基本です。
たとえば、戦争をしている国の通貨は、多くの人が手放したくなるので、その通貨を売って他通貨に換金するため、大暴落することが珍しくありません。
逆に政情が安定している国は買われやすいので、高くなる傾向があります。
また、不景気の国の通貨は売られやすく、安くなりがちです。経済状態が悪いと、その国の通貨に対する信用が弱まるからです。
金利という観点では、高金利の国の通貨は利息収入が多くなるので買われる傾向にあります。
これ以外にも通貨はさままざまな要因で変動しますが、それらの要因が絡み合って、相場は動きます。それぞれの要因がどうなると、人はその通貨を買いたくなるか、売りたくなるかを考えると、通貨の動きが見えてきます。
参考になさってください。
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