ユーロドルの動向をみる上で最も重要なポイントは、FRBとECBの金融政策の違いです。
元々G7などの主要国は、金融政策で米国と協調するコンセンサスがあったものが、サブプライムローン問題が広がり始めた頃から政策のずれが目立つようになりました。
例えば、2007年の9月から米国は引き締めから緩和政策に転換しました。しかし、ECBはむしろその頃は引き締めを強化するなど、真逆の政策を行いました。
そして、2008年の7月にはECBは政策金利を過去最高の4.25%まで引き上げました。
その後の9月にリーマンショックが起こると、FRBに続きECBも緩和政策に転換しましたが、それまでの政策ギャップがユーロドル上昇を引き起こしたといえます。
2013年5月にFRBが主要国に先行して量的緩和終了の動きに向かい始めたのに対し、ECBは緩和政策時期を延長しました。当時のヨーロッパでは債務問題が重くのしかかっていたため、このような政策の違いが出てくるのは当然ですが、為替相場=ユーロドルにも大きな影響を及ぼすこととなりました。
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