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FXの基本

「言うは易く行うは難し、損切りは難しい」

FXに関する説明には、必ず「損切りは素早く行いましよう」「損切りをきちんとすることが大切です」と書いてあります。

そのためにFXを始める段階で、損切りの重要性を知らない人はほとんどいません。

FXで損する人は損切りの重要性を理解していても、実行できていません。

「言うは易し」ですが、「行うは難し」なのです。

行動経済学の考え方に「プロスペクト理論」というものがあります。

これは、人間は利益に対して利益が手に入らないリスクを回避することを優先する一方、損失には損失を回避しようとする傾向があることを示したものです。

つまり、損失を確定させる行為である「損切り」を避けるために、ついつい損切りのタイミングが遅れがちになるのです。

もっといえば、人間には利益には保守的に、損失には博打的な行動をとる傾向、つまり「損大利小」の傾向が備わっているのです。

プロスペクト理論は、2002年にノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者ダニエル・カールマンらによって提唱された。

参考になさってください。


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