本気で始めるFX
ドル円とかユーロドルといった通貨ペアの表示は、インターバンク間ではアルファペット3文字の略称で表します。
新聞やテレビなどのメディアではドル円か上昇すると円安、下落すると円高といったように円を中心に為替の話をすることが多くみられます。
それは一般的にわかりやすいのですが、インターバンク取引でドル円の動きを示す時には、ドル高とかドル安というようにドルが中心となります。
したがって、FX取引の通貨ペアの表示でも、ドルを中心として見るために「円ドル」ではなく「ドル円」となります。
これは基軸通貨のドルを中心に主な取引が行われている慣習の名残ともいえますが、それだけではありません。
ドル円は1ドルが100円なら、100(円)÷1(ドル)という式で計算します(これを自国通貨建てといいます)。
これを円ドルで表示すれば1(ドル)÷100(円)という計算になり、1円は0.01ドルとなります(これを他国通貨建てといいます)。レートは常に変化することから、この表示では大変間違いやすくなってしまいます。
そのため、通貨ペアの表示はその国の力関係だけではなく、習慣的に価値の高い通貨が通貨ペアの頭になるように決まってきたと考えられます。
ユーロが誕生した時も、対ドルでユーロが頭となるユーロドルで表示することが決まりました。
最初の出合いレートは1ユーロ=1.18ドルと、ユーロがドルよりも価値が高いことを示すものでした。それでは1ユーロが1.0ドルを割り込んだら、表示がユーロドルからドルユーロに変わる
かというと、そんなことはありません。慣習として一度決まった通貨ペアの表示は変わらないのが原則です。
他のペアもユーロ/ポンド、ドル/スイス、豪ドル/円、ポンド/スイスというように、そのまま覚えてしまいましょう。
参考になさってください。
※為替相場での通貨表示
・米ドル:USD
・ユーロ:EUR
・英ポンド:GBP
・豪ドル:AUD
・NZドル:NZD
・カナダドル:CAD
・スイスフラン:CHF
・南アフリカランド:ZAR
・シンガポールドル:SGD
・香港ドル:HKD
・韓国ウォン:KRW
・スウェーデンクローネ:SEK
・デンマーククローナ:DKK
・ノルウェークローネ:NOK
・インドネシアルピア:IDR
・ブラジルレアル:BRL
・中国元:CNY
・トルコリラ:TRY
・台湾ドル:TWD
・タイ・パーツ:THB
・フィリピンペソ:PHP
・マレーシアリンギツト:MYR
・メキシコペソ:MXN
・インドルビー:INR
・ロシアルーブル:RUB
・クウェートディナール:KWD
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