FXの基礎知識
最近注目度が高まり、取引参加者も急速に増えているFX(外国為替証拠金取引)ですが、1998年に生まれた歴史の浅い取引形態ということもあり、まだまだ取引したことがないという人も多いかもしれません。
「株式投資は経験あるが、FXはどうやって儲けたらいいのかわからない」といった声も聞こえてきます。
まずは、「FXは、株式投資と比べて何がどう違うのか?」について、しっかり整理していきましょう。
FXと株式投資のいちばん大きな違いは、前者は24時間取引が可能なのに対して、後者の株式市場は、基本的に昼間しか開いてないという点です。昼間しか市場が開いていないのであれば、サラリーマンやOLの人は、仕事があってなかなか積極的に取引することは難しいでしょう。
しかし、外国為替市場なら、24時間いつでも取引可能で、仕事帰りに自宅で思う存分、取引することができます。
しかも、日本の夕方から夜にかけては、24時間の中で最も取引が活発になるロンドン市場からニューヨーク市場の午前にかけての時間帯にあたります。
また、経済指標の発表や世界各地の要人からの発言も多く、取引の材料に富んでいます。FXを積極的にするのにもってこいの状況が、会社帰りの個人投資家を待ち受けているというわけです。
次に大きな違いと言えるのは、FXならば、取引に際して、証拠金という形を活用することで、少ない資金で大きな金額の取引が可能であるという点でしょう。
株式投資でも、信用取引という仕組みで、もともとの資金以上の取引を行うことは可能ですが、その倍率はせいぜい3倍程度です。しかし、FXなら、もともとの資金の何十倍という取引を行うことができます。もっとも、もともとの資金に比べて大きな金額の取引を行う分、よりリスクは高くなります。
FXの投資対象である外国為替市場と、株式市場の相場自体の変動性を見てみると、株式市場のほうがはるかに上です。株式市場ならば、株価が1年で倍になったり半分になったりする銘柄はさほど珍しくありませんが、
外国為替市場でレートが1年で倍になったり半分になったりするケース(例えばドル円が100円から200円になったり、50円になったりするケース)は、現実的にはかなり特殊と言えます。
全体の流動性を考えると、外国為替市場は株式市場をはるかに凌駕します。世界の外国為替市場の1日当たりの平均取引高は約2兆ドル(日本円で約200兆円)。東京証券取引所の1日の取引高が約1〜2兆円ですから、100倍を超える取引高ということになります。
また、何千という銘柄のある株式市場と違って、外国為替市場の取引通貨ペアはそれほど多いわけではありませんから、一つの通貨ペア当たりの取引量がどれだけ多いか、容易にわかると思います。
さらに、株式市場の場合、何かニュースのあった銘柄はすぐにストップ高・ストップ安ということになって売り買いがしたくてもできない状況に陥ります。
しかし、外国為替市場は取引所を介さない取引なので、ストップ安やストップ高もなく、どんな時でも取引が可能です。2001年9月にアメリカで起きた同時多発テロの時ですら、値動きは激しくなりましたが、取引ができないというような事態には陥りませんでした。
まとめてみるとFXは株式取引に対し、
1.少ない資金で大きな取引が可能
2.24時間取引なのでアフター5や深夜でも取引出来る
3.「売り」「買い」どちらも可能
4.通貨自体は少ないが組み合わせは豊富
ということになります。参考になさってください。
論より証拠!百聞は一見にしかず!習うより慣れろ!という方は、まずはFX口座を開設して、小額の取引を始めてみてはいかがでしょうか。約4円の証拠金で取引を始められるFX口座もあります。
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