本気で始めるFX〔実践編〕
欧州ではECB(欧州中央銀行)が米国のフェッドに相当します。
欧州中央銀行制度(ESCB)というものがあり、ユーロに加盟している国の中央銀行(NCBS)の組織をユーロシステムと呼びます。
ESCBはECBとNCBSを含む中央銀行組織で、ユーロシステムを通じてユーロ圏内の金融政策が実行に移されます。
ECBは原則的に2週間ごとに、ユーロ圏の金融政策に関する理事会を開催します。
実際その月の1回目の理事会で政策金利の変更や為替政策について話し合われ、会合終了後にECB総裁の記者会見が行われます。
ECBの議事録要旨は米国や日本とは異なって公開しないこともあり、総裁発言は特に注目されます。
例えば、2012年9月に行われた理事会後にドラギ総裁は、ECBが資金繰り難に陥っていた欧州安定メカニズム(ESM)に支援を要請することを条件に、償還期間が1〜3年の国債を無制限に買い入れることを表明。これを受けて市場はユーロを一斉に買い始めるなど、総裁発言がいかに市場へ大きな影響を与えるかを示すものです。
欧州債務問題が拡大したことで、銀行監督におけるECBの役割をさらに強化する動きが高まりました。欧州諸国は2014年3月からECBが銀行監督の一元化を実施することで合意しました。
これでECBはユーロ圏すべての銀行を監督下に置く権限を有することになるなど、ECBとその総裁の力はさらに強まっています。
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