米ドルは基軸通貨として世界で最も取引されています。
ドル絡みの為替取引は世界シェアでみると圧倒的に大きく、当然市場が注目する経済指標や金融政策、要人発言などの殆どが米国のものになります。
基軸通貨となるにはその国の信用力が国際的に高い必要があり、それには米国のように軍事力や経済力、そして政治力などが際立って強い国であることが条件となります。
しかし、米国は財政赤字の拡大が大きな問題となり、財政支出を抑えるために軍事費も削減傾向にあります。
近年、中国やロシアからはIMFのSDRや中国人民元といった米ドルに代わる基軸通貨を創設すべきとの意見が出るなど、将来的にはドルの力が弱まるとの観測も少なくありません。
しかし、SDRや中国人民元が基軸通貨としての条件を満たすことは今のところ考えられません。
ユーロもいずれはドルに代わる基軸通貨として期待されましたが、欧州債務危機の影響が長期にわたるとみられることなどからその可能性は低く、基軸通貨としての米ドルの地位が衰えようと米国中心の相場は今後も続くとみてよいでしょう。
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