ユーロドルを取引する時にまずチェックする通貨ペアは、ユーロドル、ドル円、ユーロ円の3つです。
BIS報告では、ユーロドルの為替市場全体のシェアは28%で、2位のドル円は14%と半分です。
3位がポンドドルの9%で、この3つの主要通貨ペアで半分を占めます。それだけ流動性が高いということは、ユーロと他の通貨とのクロス取引も活発ということです。
例えばユーロ円やユーロポンドのシェアは3%です。この数字でわかることは、ユーロドルが他の通貨ペアに影響を与えることがあっても、他の通貨ペアがユーロドルに影響を与えることはあまりないということです。
ただ、その時の主役となる通貨に影響されることはあります。
例えば、アベノミクスが始まった2012年後半からのドル円の上昇は、ユーロ円の上昇につながり、それがユーロドルを押し上げました。この時期はEUが銀行一元化で合意に至ったことやユーログループがギリシャへの供与を承認するなど、欧州債務危機への懸念も後退した時期と重な
ります。したがって、ユーロ円とユーロドル、そしてドル円はパラレルな上昇を描きました。
他方、トランプ氏が大統領に当選した2016年秋以降はドルの独歩高でしたのでドル円が上昇し、ユーロドルは下がりました。
これまでドル円の動きが一時的にユーロドルに影響を与えることはしばしばみられます。
しかし、あくまでユーロとドルの表裏一体の関係はこれからも崩れることはないとみてよいでしょう。
参考になさってください。
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