本気で始めるFX
ここまで相場を動かす要因として様々なものをとりあげてきましたが、それ以外の要因としては地政学的リスク、政治情勢、政治・経済イベント、そして噂や流言等々があげられます。
地政学的リスクとは、例えば北朝鮮が核実験や長距離弾道ミサイル発射実験を実施するといった場合には、日本のリスクとなるため通常は円売りに反応します。
また、中東情勢などが激化すると安全通貨としてのドルが買われます。いわゆる有事のドル買いと呼ばれるものです。日本やニュージーランドのような地震の多い国の災害のリスクも、地政学的リスクになります。
あるいは、米国大統領選挙で民主党から共和党に政権が変わるような時といった、政治情勢も相場に影響を与えます。総選挙や中央銀行の金融政策会合、中央銀行総裁の講演などこれらイベントなどもリスクとして市場では捉えられます。これらはイベントリスクと呼ばれ、イベント前には安全通貨が買われやすくなります。
また、噂や流言なども市場に影響を与えることがあります。欧州の財政不安の高まる国でデフォルトに陥るとの噂などが伝わると、一時的にユーロの下落につながります。また、著名なヘッジファンドが、あるマイナーな通貨を買い始めるといった噂だけで動いてしまうこともあります。
実際には根拠のない話でも、市場が不安定な時などは反応してしまうこともあります。市場には人の心理が反映されるもので、不安心理が高まると慌てて売りを出し、大きな買いが入るとの噂が流れれば真っ先に買いに走るといった行動はよくみられます。それは一時的な相場変動要因になりますが、流れを変えるまでには至りません。
このように、市場を動かす要因は幾つもありますが、その要因が短期で終わるのかそれとも中長期で相場に影響するのか、を判断しなければ利益を出すことはできません。変動要因に対して時間と方向、そして値幅を予想することが必要になります。
参考になさってください。
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