ユーロポンドを取引する時にまずチェックする通貨ペアは、ユーロポンド、ポンドドル、ユーロドルの3つです。
ユーロとポンドはドルに対して殆ど同じ動きをするものの、一時的に全く違う動きをすることがあります。
ユーロの流動性がポンドよりも大きいため、ユーロがポンドに与える影響が大きくなります。したがって、ユーロが動き出すとポンドはそれ以上の値幅で動き出すため、ユーロポンドはそのギャップを狙った取引といえます。
ユーロ圏の景気減速が高まった時などはその影響が英国にも波及するとの見方から、ユーロドルとポンドドル、そしてユーロポンドが一緒に下落します。
一方、ポンド自身の悪材料が出た時にはポンドドルが下落してもユーロドルは殆ど動かずに、ユーロポンドが上昇します。このような時もギャップを狙ったユーロポンドの買いを仕掛けやすくなります。
ユーロポンドの取引は実需ベースも含め欧州市場で活発で、アジア市場では少ない通貨ペアです。
日中の値動きも小さいことから、デイトレードにはあまり向いていません。
ユーロとポンドは基本的に同じ欧州通貨ということで、双方似通った動きになります。逆に、ユーロ自身の売り材料が出た時などは逃避先としてポンドが買われるなど、一時的にヘツジ通貨として使われることが多く、その時は全く反対の動きになります。
しかし、それも時間の経過とともに元のレベルに戻ることが多くみられます。
ユーロとポンドの関係からいえばユーロがポンドに影響を与えることがあっても、その逆は滅多にありません。日々の動きをみてもユーロポンドは、ユーロドルやポンドドルよりもなだらかになります。
ユーロポンドのトレンドができた時に中長期のポジションを持つと、毎日の変動が少ないことから比較的安心して持つことができます。
双方の金融政策や景気などの違いが現れた時などは長めのトレンドが現れることがあり、そのような時には長めのトレンドでのギャップを狙ったポジションを持つチャンスになります。
特に注目はブレグジットが与える影響です。今後もしばらくはブレグジットに対する見立てがユーロポンド取引に大きな影響を与え続けることになります。
参考になさってください。
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