本気で始めるFX〔実践編〕
前回のコラムでもご案内しましたが、相場にはその時々に注目される何らかのテーマが必ずあります。それを見極めることで相場の予想をしていきます。
テーマは短期、中期、長期のテーマが複合的に重なり合って現れます。
テーマを捉えるということは流れを掴むということです。
例えば、米国の雇用や住宅市場などに回復の兆しが現れたことで、FRBが推し進めてきた量的緩和の早期縮小と終了の観測が2013年春頃から高まり始めました。日欧などの緩和政策強化の動きに対し、米国の緩和政策の出口戦略が始まるとの期待は、金融政策のギャップによるドルの上昇を促すものです。
2013年6月19日に行われたFOMCでは、バーナンキ議長が今後も経済が予測通り改善すれば2013年後半から縮小を始め、2014年半ばに量的緩和を終了させる可能性があるとの見方を示したことで、米国量的緩和早期終了がテーマとして浮上。
そして、量的緩和縮小から終了に向かえば、その次はゼロ金利解除、あるいはゼロ金利の出口戦略といったテーマに移り、最終的に緩和から引き締めに移るタイミングを探る展開になると考えられます。
その過程には欧州や日本の緩和政策も出口を模索し、世界的な緩和政策も終了に近づいて流動性相場は終焉し、その次は全く別な大テーマが始まることになります。
テーマはこのようにその都度出てくる短期なものと、中長期的な大きなテーマとが複合的に同時進行するものです。
これらのテーマをみつけるということは、相場においてはどの通貨が主役になっているのかをみつけることと同じことです。それが通貨ペア選択の上で最も重要なポイントになります。
このようにテーマを理解すれば、金融政策や為替への取り組み方も見えてくるというものです。
参考になさってください。
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