本気で始めるFX〔実践編〕
相場を予測するには大きく分けて2つのアプローチの仕方があります。
1つはテクニカル分析で、もう1つはファンダメンタルズからアプローチをするものです。
テクニカル分析はどちらかといえば短期から中期の予測に適しており、長期の予測はファンダメンタルズから導き出します(サイクル分析は長期予測に使われます)。
長期の予測とは長期トレントが転換する時期を予測するということで、いつ、どのように終わるのかといった結果を想定してストーリーを前倒しに作り上げていきます。
相場を予測するということは、将来のシナリオを作るということと同じです。
シナリオには所々にシナリオの変わる可能性のある分岐点があります。その分岐点では、複数のシナリオを頭の中で用意しておくという方法もありますが、長期シナリオの場合は、その時にあらためてシナリオを立て直すようにします。
1.米ドルの長期シナリオを作る
例えば、米国の金融緩和の転換点という長期のストーリーを描いてみます。現在の時点で、米国は量的緩和を縮小中ですが、いずれ米国はどこかで金融引き締めに転じるという結果を想定してシナリオを組み立てていきます。
まず、引き締めに入る前にはゼロ金利解除が行われ、さらにその前には量的緩和を終わらせることが必要です。
長期シナリオでは、期間は大雑把でもかまいません。大事なことは最終結果の「金融引き締めに入る」ということを前提として、そこから前倒しをするように中期・短期のシナリオを考えていきます。
景的緩和終了からゼロ金利解除、そして引締めに行く条件や、その時が近づいた時のサインは何かといった数年単位の大きな流れを想定していきます。
数年間の長期的なシナリオができたら、今度は数か月から1年先の中期的なシナリオを考えます。途中で予想外の動きが起こって、さらに緩和を強める状況に陥ることも全くないとはいえません。
その時は改めてシナリオを作り直せばよいことです。中期・短期シナリオの例については次回のコラムでご案内します。
参考になさってください。
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