こちらのコラムではＦＸトレーダーの体験談をご紹介していきます。

・サラリーマンＡさん／７．トレードを検証した

株式と先物取引は結果的に損して終わったのに、ＦＸで勝てるようになったのは、たんに運がよく、またＦＸという投資対象が水に合っていたからだとは思っていません。

資金的に底を尽きかけていたので、これが最後だという思いもあり、真剣に勉強をするようになったからだと思います。

自分のやり方で何がいちばん変わったのかといえば、トレードを検証するようにしたことです。当時は自分のトレード手法が固まっていたわけではないので、人の投資手法をブログなどで読んで参考にしたり、本に書いであった手法の真似をしてインジケーターが出るようにしたりといったことはしていました。

こうしたインジケーターは、結果としてはほとんど参考になりませんでした。インジケーターを参考にしてトレードしようとしても、インジケーター自体が遅効性のものであり、それによって先が読めるわけではないからです。

私のような短期トレードを中心にしているトレーダーにとっては、これでは使うことができませんから、インジケーターはすぐに使わなくなりました。

また、当時からＦＸにもシステムトレードは存在していましたが、ＦＸに関してはシステムトレードを使うことはしませんでした。というのも、先物取引でシステムトレードを導入したものの、結局のところうまくいかなかった経験があったからです。

このように、いろいろな手法を見ては、自分に合った、儲かる手法探しのようなことを続けていました。自分の性格に合わないトレードは長続きしません。自分の性格を考えてみたところ、せっかちで、くじ引きの結果は早く見たい性分ですし、買ったものはすぐに使うタイプで、人に何か言われてやらせられるのが嫌だという傾向が強くありました。

そうしたところから、取引の時間軸は極短期で、かつシステムトレードよりも裁量トレードが向いていると判断したのです。

（続く）

参考になさってください。


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